漆を塗る。想いを込めて。

どんな人たちがどんな時に
私たちの塗り上げた器で食事するのだろう。

それは楽しい宴だったり
毎日の何気ない夕食だったり
ある時は笑顔に包まれて
またある時は人生の大事な瞬間のそばにいるかもしれない。

いろんな想像を楽しみながら
丁寧に丁寧に私たちは塗り上げていきます。
職人の手仕事で創る漆器たち。
私たちの工房には
うなりを上げる機械も精密さを測る機器もありません。
漆を塗り、磨き、また塗る。
そこに込められた想いを
どうぞ感じていただけたら幸いです。

挑戦する伝統も
受け継いでいく。

素地作り以外の全工程(下地、中塗、上塗、蒔絵)を
同じ工房内にそれぞれ専門の職人を抱え、
細かい意思疎通を図りながら作業を進めます。
これにより、安定した品質でお客様へお椀やお箸を
お届けすることが可能になりました。

厳しい練磨を重ねてきた職人に加え、
若い職人も多い土直漆器。
先人から受け継ぐ伝統の技を重んじつつ、
自由な発想で常に新しいことに取り組み
現代のニーズにあったものづくりを行っています。